精進してます!コヨーテ・ブログ

羊蹄山、ニセコ、北海道の山々を舞台にした自然を満喫していいます!

ガンコウラン

ガンコウランの花が見たくて、イワオヌプリに登ってきました。

ガンコウランは岩高蘭と書きます。

『岩、高い所の蘭』と言う名前のとおり、山の高いところに生きています。

ちなみに蘭の仲間ではなくガンコウラン科の植物です。



高山帯から亜高山帯の礫地やハイマツの袖等に生きています。

(北海道の道東方面では高層湿原や海岸でも見られます。)


アジアでは日本の中部以北のから北海道、千島、樺太、中国東北部、シベリア東部、カムチャツカなどにも分布しています。

かつての氷河期の生き残りの高山植物で、北極を中心とした高緯度の地域に分布しています。



今シーズンの北海道は春の低温が長く、春の雪もたくさん降ったので雪解けが大変遅く、まだまだスキーが楽しめます。 

植物の生育も全体的に遅れています。

gnk1.jpg


ガンコウランは上の写真のように、山の尾根や稜線のような季節風のもろに当たるような礫地などに生きているので、もともと積雪の薄い部分に生きているのです。

残雪がだんだんと融けて、地表面の面積が増えていきます。

雪から顔を出した場所の花から順番に咲き始めることができるのです。

とても花の遅いシーズンですが、ガンコウランはもう咲き出しています。



写真の赤いところが雄花です。

ガンコウランは雌雄異株の植物です。

見たとおりとても地味な花です。


でも、それには理由があります。

他の植物が咲くより前の早春に咲き、繁殖を済ませしっかりと種が完熟するまでの時間を稼ぐ、という作戦です。

一年の半分を雪に覆われているような、生育期間のとっても短い環境ならではの作戦です。

雪の季節がまたすぐに来てしまいますから。

この作戦は受粉が成功すれば、種子が完熟する為の時間が長いので子孫を増やす確率が高くなるのですが、一方、
春早いために虫に受粉を頼ることはリスクが伴います。

虫に受粉を頼まずに、風の強いという場所の特性を利用し風媒介によって受粉します。


ガンコウランはハチや蝶に来てもらう必要がないので、派手な色や魅力的な花びらを作るために精力を傾ける必要が無いのです。

『華がある』花はとても魅力的ですが、春を息吹感じさせてくれるガンコウランの花の高貴な赤も結構好きです!


gnk2.jpg

イワオヌプリから見たニセコアンヌプリ

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  1. 2013/06/05(水) 09:10:53|
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