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羊蹄山、ニセコ、北海道の山々を舞台にした自然を満喫していいます!

写万部山 登山ガイド

後ろを振り返ったら、登山道上のシラカンバの隙間から目に飛び込んできたのが渡島の駒ヶ岳であった。

写万部岳の南側についている登山道はちょうど噴火湾に面しており、その噴火湾の先にある駒ヶ岳が若いダケカンバの隙間から目に飛び込んで来たのだった。

登山口周辺はチシマザサにシラカンバやミズナラが少し混じる荒地のようなところを進む。

その後はトドマツ植林の林をツツドリやウグイスの声を聞きながら歩く。

山の標高差が358mしかないので標高で30m~40mも登るとすぐに白い棒が出てくる。

白い棒には何合目、標高、距離が書いてあり目安になる。

1合目から2合目はヤマハンノキに時折スギの木やミズキが混じる涼しい林の中を歩く。

スギ植林の失敗地かもしれないが、スギの木が混じるのがなんとも道南らしい。

足元にはオオタチツボスミレ、フイリミヤマスミレ、ツルリンドウにオオヤマフスマなどがみられ、春には花が楽しめるだろう。

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オオヤマフスマの両性花

3合目から若いダケカンバ林となる。 足元にはやたらにシシガシラが目に付き、エゾハルゼミの声を聞きながら歩いていくと冒頭の駒ヶ岳がいつの間にか背後に現れている。

6合目(標高400m)手前からは早くも森林限界を超えて、その後は展望の山となる。

img_1517905_65361015_0.jpg

目の前には噴火湾が広がり、左手には室蘭(鷲別岳)、有珠山等も見えてくる。

長万部、黒松内間は北海道でも一番くびれており、日本海と太平洋がもっとも近い部分となっている。

冬は季節風に乗った筋上の雲がここ写万部岳まで届くのだろう、夏は太平洋からの湿ったガスに影響を受けているのだろうか?

頂上まで続く尾根筋には、太平洋を望む位置にある500m未満の低山とは思えないほど亜高山や多雪地帯特有の植物も多い。

シラネアオイ、フギレオオバキスミレ、シラネワラビ、マイヅルソウ、エゾゼンテイカなどの植物が頂上まで続いている。

img_1517905_65361015_1.jpg

登山口から2時間足らずの山でこれだけ楽しめれば十分だろう。

チシマフウロが多い頂上からは噴火湾の雄大な広がり、駒ヶ岳、羊蹄山、有珠山、室蘭岳が見渡せる大パノラマが広がる。  さすがは一等三角点の山だ。

サマンベはアイヌ語で河口のカレイ(魚)の意味だそう。

漁期を知らせるカレイの形の残雪が浮かぶ山としての山名だろう。

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  1. 2012/06/27(水) 13:19:52|
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