精進してます!コヨーテ・ブログ

羊蹄山、ニセコ、北海道の山々を舞台にした自然を満喫していいます!

黄金山 登山ガイド

黄金山に東京からのお客様4名と行ってきた。

次の日は雨竜沼湿原~南暑寒岳~暑寒別岳間の縦走登山に行くため、足慣らしとして前日に黄金山に登ったのだった。


天気は最高!

暑すぎずとても歩きやすかった。

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アキカラマツ

旧道からの登山は高度感抜群!  なかなかスリリングだ。

見た通りの岩頭の山。

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黄金山  

急な岩場やロープの張られたトラバース部分も有りはらはらドキドキだ。


頂上の岩頭は火山の中の溶岩通り道が固まり、長~い月日のなかで周りの山体が侵食されその火道が残ったもの。  そりゃ急峻な地形であたりまえだ。

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頂上手前のピーク(こちらのほうが眺めよし)

頂上からの景色は少しガスがかった感じだったが、明日いく増毛山地の南暑寒岳や浜益の海等が見られた。

黄金山の頂上付近では、岩場にふさわしい植物が見られた。

期待していたイワキンバイはほんの数輪しか見れなかったが、キリンソウやイワデンダ、イワノガリアスなどを見ることができた。

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キリンソウ

頂上の岩の下に蛇の抜け殻を見つけた。

黄金山の蛇の抜け殻。 これはご利益があるともちろんお財布に入れたのだった。

これできっとお金持ちになれるでしょう!


かなり急な登山道でありところどころ気をつけなければいけない難所もあるため、下りもそれなりの時間がかかる。

小粒ですが、キリッとした山だ。


全体コース時間  登り 旧道 約2時間  下り 新道 約1時間半 

札幌から道々28号線を使って約2時間。

かつて和人が砂金のために周辺に入っていた為に黄金山の名前が付いたと言われる。
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  1. 2012/07/23(月) 13:55:35|
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夕張岳 登山ガイド

やっぱりすごい。 夕張岳は。
花・花・花の山なのだ!

今回(2012年7月1日)はユウバリソウとナンブイヌナズナが見たかったのだけれども、ちょっと遅かったようだ。
ユウバリソウの花は見られたが、ナンブイヌナズナはもう終わっていた。

それでも夕張岳は裏切らない。 
毎回違う表情を必ず見せてくれる。

私がうれしかったのはエゾタカネスミレが見れたこと。
頂上の少し手前、吹き通しで岩礫にへばりつくように咲いていた。


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エゾタカネスミレ

高山の礫地に生きるこのスミレは私の地元の山、羊蹄山の植物リストにも出ているのだが、見つからなかったスミレなのだ。 
最近羊蹄山のエゾタカネスミレは父釜の火口の中で生息しているらしいことを知った。 
どんなに登山道周辺を探しても見つかるはずはないのだ。


夕張岳がなぜ花の名山と呼ばれるかだが、それはやはり多種多様な花々が見られるからだ。

夕張岳には蛇紋岩という超塩基性岩が出ている場所がある。 この岩は超塩基性の(強アルカリ性)の岩なのでそれに耐えられる植物しか生きていけないのだ。
普通ならば蛇紋岩は崩れやすい性質を持っているため、長い時間雨風を受けるとどんどん崩れ落ちてしまい高山には残りづらい性質のものなのだ。

ところが夕張岳では緑色片岩という硬い性質の岩山にちょうど蛇紋岩がはさまれるような形となっているため、標高1500m付近でも蛇紋岩がたくさん露出している。
その奇跡的な形状を蛇紋岩メランジュ帯と呼んでおり、植物群落を含む全体が国の天然記念物に指定されている。

夕張岳の強アルカリ性の住みづらい土地に耐えられるよう長い年月をかけて進化し、その土地固有の植物が生まれて、夕張岳に独特の植生を作っている。 

また夕張岳の登山道は沢から始まり、尾根、湿原、吹き通し、頂上部など環境の変化が非常に大きい。 多様な環境が多様な植生を発達させ、そこに多くの花を咲かせるのだ。

これらの理由で夕張岳には固有種が多く、花の種類も非常に多い。 
季節が変わっていってもいろいろな花が次々、楽しませてくれるのだ。


夕張岳は、札幌から車で2時間半、西に走った夕張山地にある。
国道452号線から林道の入り口は、シューパロダム建設のため国道が付け変わり変更となったので注意が必要。 
小さい青い看板に『夕張ダム 夕張岳』と縦書きで書いてあるが少し分かりずらい。

登山道入り口から望岳台までは、途中のアカエゾマツの植林以外は大きな蝦夷松やトドマツの混じる感じのよい針広混交林の中をしっかりと高度を稼ぐ。
足元にはズダヤクシュ、オククルマムグラ、タニギキョウ、ミヤマハンショウヅルなどが咲いていた。 

石原平付近はシラネアオイの大群落がある。 ところどころに残雪も残っておりシラネアオイ、サンカヨウ、エンレイソウ類も見られた。 ムラサキエンレイソウも見られちょっとうれしかった。

夕張岳の中間に位置する前岳の中腹をトラバースして、前岳湿原に入る頃からいろいろな花が次々と現れる。
ケエゾキスミレ、フチゲケスミレ、エゾウサギギク、マルバシモツケ、チシマフウロなどが現れ、蛇紋岩露出地にはユウパリコザクラ、ミヤマアズマギクなども見られた。


1400m湿原にはチシマキンポウゲ、シロウマアサツキ、シナノキンバイ、ミヤマリンドウの花が見られ、ラッキーなことにオオバタチツボスミレも一株見られた。

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シロウマアサツキ


ガマ岩の脇を抜け吹き通しに着くと今日のクライマックスが待っていた。

右手にはミヤマアズマギク、エゾシオガマ、チシマキンレイカ、ミヤマオダマキのお花畑が広がり、左手にはエゾタカネツメクサ、エゾタカネスミレ、クモマユキノシタ、ユウバリソウ、エゾミヤマクワガタ(クワガタムシではないですよ~)の花々が礫地に点在していた。
お客様も大満足のお花畑だった。

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頂上からの眺めは最高で、来たには芦別岳への山並みや富良野盆地、東には金山湖、西には前岳やガマ岩など歩いてきた道が見える。

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山頂からの芦別岳

花は多すぎて書ききれない程あり植物好きにはたまらないレアな花も数多い。
眺望、花、山の雰囲気すべてがそろったすばらしい北海道を代表する山である。

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山頂部に多いノゴマ
  1. 2012/07/06(金) 13:43:42|
  2. 北海道の夏山ガイド
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神居尻山 登山ガイド

7月だというのにかなりの残雪が目立つ暑寒別岳が目に飛び込んできた。
右手を見れば、急斜面が谷まで続く神居尻山の頂上がド~ンと見えた。

朝一の体には厳しい階段の登りを一時間ちょっと耐え、やっとたどり着いた尾根から見えたのだ。

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増毛山地

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やっと見えた山頂 

神居尻山は車で札幌から増毛山地に向かうと2時間ほどで着く。青山ダムの東に位置する山だ。高速で岩見沢や美唄を旭川方面に向かう途中、左手に見えてくるピンネシリ山の裏側に在ると言ったほうがわかりやすいだろうか。

カムイシリとはアイヌ語でカムイ・シリ(神・山)。 神の山といったところか。
古い山なのだろう。
気の遠くなるような時間、雨と風雪に削られた山は非常に谷深く、頂上からの斜面はどこも急な切り立った崖のようになっている。

頂上からは石狩湾が良く見えた。
冬には偏西風が直接この山に吹きつけるのだろう。

しかし急峻で風当たりの厳しい環境の山だからこそ、1000mにも満たない斜面にお花畑が存在できるのだと思う。 
花好きの登山者にはありがたい山だと思う。

神居尻山にはABCの3コースが1990年に作られたそうだ。
今回は(2012年6月30日)Bコースから登り、下りはBコースの途中のピーク842mから分岐するCコースを使った。

大きなトドマツとミズナラが混じる森の中をキビタキやセンダイムシクイのさえずりに励まされながら登る。 
足元にはツルリンドウ、タニギキョウ、キバナイカリソウ、ヒトリシズカなどが見られる。 このような自然豊かな森でなければ急な階段のぼりに飽きてしまうだろう。
 
階段のぼりに嫌気が差す寸前、1時間を越えた頃には尾根に到達し冒頭の景色が現れる。
これで一気にやる気をとりもどす。 

ここからはピーク842までのダケカンバ、ナナカマド、ミネカエデなどの疎林の見晴らしの良い尾根を歩く。

尾根には崖や崩壊地に多いヒメヤシャブシがところどころ見られる。 急峻なこの山ならではの植物だ。 
ヒメヤシャブシのシャープな印象の葉っぱは鋭くとがり、几帳面なほど並行に伸びる葉脈、規則正しい葉のギザギザはこの山の厳しい印象とぴったり合う。
ぜひ皆さんにも見ていただきたい。

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ヒメヤシャブシ

頂上手前のピーク842からの眺めもすばらしい。

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P842から見る山頂

正面には急峻な尾根の先につながる神居尻山頂上が見え、背後にははるか大雪山系から流れ出た石狩川と石狩平野。
その奥には太平洋側の樽前山から日本海側の手稲山山系までずらりと山が居並ぶ。
そして石狩湾からさらに北に目を移せば増毛山地が見えてくる。

ピーク842から頂上までに斜度を増す尾根道脇と尾根の南側の雪崩斜面のお花畑にはお花がいっぱい。
道脇にはミヤマウツボグサの濃い青、ヨツバシオガマ、ミヤマアズマギク、カラマツソウが咲き、斜面側にはアマニュウ、イワオウギのクリーム色の花、エゾゼンテイカ、タニギキョウが咲いていた。 

時期が合えばシラネアオイ、タカネナデシコも良さそうだ。

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ミヤマウツボグサ

山頂からは360度の大パノラマ。 東の峰続きにはピンネシリが見えている。遠く雲間に見えたのは夕張岳か。

北側と南側を石狩湾と苫小牧港に挟まれ、西側には手稲山から樽前山に至る山波、東側には日高山脈に通じる夕張山地に囲まれた石狩平野はとてつもない広がりを見せていた。 
なるほど、200万人もが住む大都市札幌が健康的に栄えるも納得できる。

山頂にはミネザクラの低木がぐるりとある。 5月に来るなら花見用ビールは必携だ。

下りに使ったCコースも急な階段がたくさん。 
しかし、抜群の景色と1時半ほどの短い下りで心と体の致命傷にはならない。

すばらしい眺望と花々の魅力が勝って、また来たいと思わせる山だ。

  1. 2012/07/03(火) 13:36:41|
  2. 北海道の夏山ガイド
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ツツジの山 恵山、海向山 登山ガイド

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  1. 2012/07/02(月) 13:33:43|
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